女性型脱毛症

　男性型脱毛症のように髪の生え際や天頂部が薄くなるといった局所的な脱毛症とは異なり、頭部全体の髪が全体的に薄くなってしまう脱毛症を、女性型脱毛症(別名：びまん性脱毛症)と呼びます。

　一般的に、35歳以上の女性によく見られる症状です。

　女性型脱毛症によって全体的な髪のボリュームが減るため、パーマをかけたりすると、頭皮の地肌が透けて見えるようになります。

　女性型脱毛症(びまん性脱毛症)の主な原因は、老化、ストレス、極端なダイエット、過度のヘアケアなど複合的な理由が考えられます。

　特に増えているのが、過度のダイエットによる脱毛症です。

　どうしてもダイエットをしなければならない場合は、無理をせず、サプリメントなどで栄養素を十分補給しながら行ってください。

　また、妊娠や出産によって髪の毛が抜けてしまうことがあります。

　妊娠中は女性ホルモン影響で毛髪の寿命が長くなり、抜け毛が普段より減っている状態にあります。

　出産後、女性ホルモンが急激に減少し、髪の毛が大量に抜けてしまうことがあります。　

　多い人だと、全体の半数近くが抜け落ちてしまうこともありますが、普通は徐々に回復していきます。

　もし、回復しない場合は、専門医に相談してみてください。

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